企業の目標達成に向けてコンサルタントがよく”KGI・KPIを立てましょう”などと言うのを耳にしますが、正直、こんな歌手のダイゴじゃないんですからわからないですよね。
弊社ではできる限り専門用語は使わないようにしております。
しかし、様々な場所でこれらの言葉が利用されますので、下記に内容と使い方を上げております。
KGIとは
KGI(Key Goal Indicator、重要目標達成指標)は、企業やプロジェクトが達成すべき最終的な目標を示す指標です。
KGIは、企業のビジョンやミッションに直結し、長期的な成功を測るための指標として設定されます。
KGIは、数値的な目標を明確にすることで、組織全体が一丸となって努力する方向性を示します。
KGIの特徴
- 長期的目標: KGIは通常、1年から数年単位の長期的な目標として設定されます。
- 具体的な数値: KGIは定量的に測定可能な数値目標であり、売上高、利益率、マーケットシェアなどが例として挙げられます。
- ビジョンと連携: KGIは企業のビジョンやミッションと密接に関連しており、最終的な成功を測る指標となります。
KGIの例
- 年間売上高1億円の達成
- マーケットシェア20%の確保
- 顧客満足度90%の達成
KPIとは
KPI(Key Performance Indicator、重要業績評価指標)は、KGIを達成するための具体的な行動やプロセスを評価する指標です。
KPIは、短期的な目標やプロジェクトの進捗状況を測定するために使用されます。
KPIは、具体的なアクションプランや業務プロセスに関連し、日々の活動を評価するための基準となります。
KPIの特徴
- 短期的目標: KPIは通常、月次、四半期、半年単位などの短期的な目標として設定されます。
- 具体的な行動指標: KPIは具体的な業務プロセスやアクションプランに基づき、実行可能な指標となります。
- KGIと連携: KPIはKGIを達成するための手段として設定され、KGIとの関連性が重要です。
KPIの例
- 月間新規顧客獲得数100件
- サービスの平均応答時間30秒以内
- 月間顧客リピート率50%
KGIとKPIの関係
KGIとKPIは、企業の目標達成のために相互に補完し合う重要な指標です。
KGIが最終的な目標を示すのに対し、KPIはその目標を達成するための具体的な行動を評価する指標です。
KGIとKPIを適切に設定し、連携させることで、企業全体が目標に向かって効率的に進むことができます。
連携の重要性
- 目標達成の明確化: KGIによって企業の最終目標が明確になり、KPIによってその目標を達成するための具体的なアクションが定義されます。
- パフォーマンスの評価: KPIを通じて日々の活動やプロセスが評価され、KGIの達成状況が定期的に確認されます。
- 改善と調整: KPIの結果に基づいて業務プロセスの改善や調整が行われ、KGIの達成に向けた最適な方法が模索されます。
KGI/KPIの設定方法
KGIとKPIを効果的に設定するためには、以下のステップを踏むことが重要です。
ステップ1: ビジョンとミッションの明確化
企業のビジョンやミッションを明確にし、それに基づいてKGIを設定します。
KGIは企業の長期的な目標を示すものであり、ビジョンやミッションと整合性があることが重要です。
ステップ2: KGIの設定
具体的な数値目標としてKGIを設定します。達成可能であり、かつ挑戦的な目標を選びます。
ステップ3: KPIの設定
KGIを達成するために必要な具体的な行動やプロセスを評価するためのKPIを設定します。
KPIはSMART(Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound)の原則に基づいて設定することが推奨されます。
ステップ4: モニタリングとフィードバック
KPIの進捗状況を定期的にモニタリングし、結果に基づいてフィードバックを行います。
必要に応じてKPIを見直し、改善策を講じます。
まとめ
KGI(重要目標達成指標)とKPI(重要業績評価指標)は、企業の目標達成に向けて重要な役割を果たす指標です。
KGIは長期的な最終目標を示し、KPIはその目標を達成するための具体的な行動を評価する指標です。
これらの指標を適切に設定し、連携させることで、企業全体が効率的に目標に向かって進むことができます。
ビジョンとミッションの明確化、SMART原則に基づいた設定、継続的なモニタリングとフィードバックを通じて、効果的なKGI/KPI管理を実現するには専門能力が必要がです。
是非、弊社コンサルタントへお気軽にお問合せ下さい。